審査甘いサラ金

銀行系消費者金融

かつて銀行は消費者金融といった個人を相手にした融資は行っていませんでした。当時銀行にとって消費者金融業界へ参入するには、顧客の信用情報が手に入らないことが一番の障害だったのです。銀行と消費者金融が保有する信用情報がまったく異なっていたからです。それまでの金融業界では、個人情報は銀行、クレジットカード、信販会社、消費者金融といった業界でブラック情報のみを交換し合っていましたが、詳細な顧客情報は別々に管理されていました。しかし2000年、金融業界で長らく独占的に利用されていた顧客情報を開放しなくてはならなくなりました。ブラック情報に加えて過去の事故情報や現在の借入状況がひと目で分かるホワイト情報を共有しなくてはならなくなったのです。

吸収合併

2001年、三菱東京銀行がアコムと協同出資で消費者金融キャッシュワンを設立しました。同傘下にはUFJニコスもあります。同社のキャシングローンは売上高の半分近くを占め、吸収合併された日本信販の貸付残高は6500億円と言われています。つまり、新たに手を組んだアコムを利用することで、MUFGは一気に消費者金融の雄へと上りつめることになるのです。また、アコムのライバルであったプロミスも翌年には旧UFJ銀行、信販会社アプラスと協同でモビットを立ち上げました。同系列にはアットローンもあることから、借入件数が多い顧客にはプロミス、普通の顧客にはアットローン、一番信用度の高い顧客には銀行本体のローンを使わせようとする戦略が透けて見えます。

サラリーマン金融の知恵